イタリアの18世紀後半頃のアンティークの 美しいフラワーモチーフを編み出した ニードルワークのミラネーゼレース作品。 ミラネーゼ技法、或いはカントゥ技法では 針とボビンと糸を使い 細い(ボビン編み)テープを 丸めたり重ねたりしながらカーブ… 曲線を操り、花や草等美しい自然のモチーフを シンボリックに形象する事が特徴。 こちらも細いガーゼ風のリボンをカーブさせた 草花紋様がメッシュの中に流麗に浮かび上がる 繊細で美しいリネンクロス、ランナーです。 内側から ボビン→ミラノ→ボビン→ミラノ→ピコと テープ状のミラネーゼ技法と 可憐なピコレースを入れた ボビンレース編みをミックスしています。 象ったループ間の空間/スペースには 細い糸をきつめに編み、 網や巣のように繋げるボビンレース編み等で 緻密にブリッジしています。 「カットや終わりが無い、少ない」事も 信条とした技法。 インフィニティ…、美しい具象の永遠性、 永続性も希求しています。 上下左右対象な構成。 規則性、バランスを持たせ 平和や安定、安寧を願い 丁寧に製作されています。 美しく清潔感のある上品なオフホワイト、 アイボリーカラー。 柔らかで、さらさらと温もりのある触感。 テープはガーゼ風で、おそらくリネンか 或いはリネン＆コットンの糸/紐です 以下は素人計測の為 誤差をご容赦くださいm(_ _)m 46.5㎝ x 28〜29㎝ 約14g 目立つ汚れ・破れ・裂け等の ダメージは無いようです。 17世紀〜18世紀にかけて ミラノで生産されたボビンレースは ミラネーゼ・(テープ)・レースと呼ばれ カントゥーも ミラノ北部の丘陵と湖のある地方で発祥した 細いリネン紐をカーブさせ モチーフを象っていく手の込んだ技法。 主にひだ飾りや襟、 エプロンの縁取りとして、或いは バロック様式の葉や茎、鎖や渦巻き型の 流れる様なデザインが多く 動物や人間の肖像パターンも。 経てきた年月を鑑みて良い状態です。 手をかけて製作されたピースが この先も長く活用されて欲しいと願います 気に入ってくださったかたに ご活用戴けましたら嬉しいです✧ 検索： イタリアンレース ベルギー ブルージュ ハンドメイド 他作品も出品中です⇓ アンティークイタリア ミラネーゼレース ボビンフラワーメッシュ 細長リネンクロス