松並式 300Bsステレオアンプ （本人製作）
MJ 誌のレギュラー筆者だった故松並氏の代表作であるＣ３ｇ（437A）ドライブ300Bシングルアンプです。これは記事になった実物ではありませんが、のちにファンの方から頼まれて松並さん本人が製作されたアンプです。WE437Aが入手困難で代わりに相当管のシーメンスのC3gを前段に使っています。また、出力トランスはアンディクスオーディオのファインメットトランス FT-20S（旧型）を使用しています。これは松並さんの後年のお気に入りでした。
さすがに素晴らしい出来栄えです。
その他、NC-16,ME-225、MC-10-200D、オーディオ専科のスーパーリニアコンデンサーなど記事同様のものが使われています。
出力トランスは１次パートリッジのTK-4663（別に出品します。）が使われていたので、余計なビス穴があります。
記事からの変更点があります。300Bha直流点火ですが、整流回路を強化してあるので、ハムバランサーボリュームは撤去してあり、代わりにアーレン（本物の米国製）100ｋΩの入力ボリュームが取り付けてあります。437ＡからＣ３ｇに変更されているので、多少，定数が変更されています。また、整流管保護抵抗が入れてあり２７４Bでも安心して使えます。300Bのフィラメントは+ーを左右で変えてありますので、定期的に左右入れ替えることで長寿命が期待できます。最後の画像はカソード電圧を図っているところです。バイアス抵抗を８８０Ωから1ｋΩの変更してあり300Ｂの動作が軽くなっており、画像は70Ｖを指していますが、そのままプレート電流が70ＭＡであると置き換えられ便利です。（70Ｖ程度で良好です。）
真空管は画像のもので、おまけです。ウエスタンの300B,274Bは別途、販売可能です。
出力は0-8Ωー16Ω。
動作良好ですが、古いアンプです。現状品、動作保証なしでお願いします。もちろんトランス類の導通は保証します。