kv260 未使用品 最も安い 逸品 二代目 久保田 一竹 作 辻が花絞り 正絹 訪問着

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定価280万円程のお品 室町時代に一世風靡した「辻ヶ花」は江戸時代となると突然姿を消し、 別名“幻の染め”とも呼ばれます。 その世界を独自の感性で蘇らせたのが「久保田一竹」、 その名は世界的に知れわたっております。 一竹氏の辻ヶ花との出会いは20歳の時。 東京国立博物館での衝撃により、生涯をその研究にささげることを決意いたしました。 戦時下での召集などの困難を乗り越え、手描き友禅を生活の糧としながら、 研究を続け、60歳にして初めて納得のいく作品を完成させました。 これが「一竹辻ヶ花」と命名された逸品お着物の始まりでございます。 以来、国内はもとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催し、 とりわけ、フランスでは、世界に芸術的な影響を与えたということで、 フランス芸術文化勲章を受賞されるほどの反響を生み出しました。 また、現存作家の個展を過去一度も開催したことのない アメリカのスミソニアン博物館(国立自然史博物館)にて、 個展を長期開催するにまでいたっております。 世界が認める氏の辻ヶ花は、まさに美術品の域に達しているといっても過言ではございません。大量生産の辻ヶ花とは比べるまでもなく、 少し名の通った作家の作品ですら、その気品や格調、 存在感において、一線を画しております。 それは、選ぶ生地に始まり、計算されつくした構図の美学、色彩の魅力、 染の加工、気の遠くなるほどに緻密で正確な絞りの針通しなどに、 よって生み出されるもので、一竹氏の技なくしては、表現できない極地でございます。 2003年、惜しまれながらも一竹氏は他界されておりますので、 現在では氏自らが創作する作品はございませんが、生前の氏とともに創作に携わってきた職人たちが、現在でも氏の技術、感性そして精神を受け継ぎ、年間わずかな数ながら逸品を創作し続けております。 前幅: 24.6cm 後幅: 29.8cm 広襟 裄は4cm程出せそうです。 襟元に極薄い汚れあり。 こちらは目立つシミはございません。 品としては大変良い状態のお品です。すぐにでもご使用いただけます。 検品しておりますが 小さなシミは見落としている場合がございます。 品としてご理解下さいませ。

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